どうもうなぎです。
毎年6月は疲れがどっと来るので体調管理には気を付けたいですね。
特に新社会人の方は新しい環境でストレスを少なからず受けている状況で無理をすることは絶対にしないで欲しいです。取り返しがつかなくなるので…
今回は新卒2年目の春にうつ病になって仕事を辞めることになるまでの体験談です。
目次
23歳新卒2年目でこれからという時期にうつ病になった話
うつ病になった私の働けなくなるまでの苦悩と、病院、カウンセリング通いの毎日を皆さんに知って貰うために執筆しております。明るい内容ではありませんが、ぜひご覧ください。
社会問題になっているうつ病
厚生労働省が3年ごとに全国の医療施設に対して行っている「患者調査」によると、平成8年には43.3万人だったうつ病等の気分障害の総患者数は、平成20年には104.1万人と12年間で2.4倍に増加したとのことで、まさに現在社会で目を背けることはできない問題となっています。
皆さんうつ病患者が多いことはお分かりだと思いますが、実際に会ったことがある人は少ないのでは?と思います。なぜならうつ病の人は精神的に追い込まれているので、外出は減り、連絡もあまりとらなくなったり、とにかく外向性が減少していくからです。実際に私の周りにもうつ病になる前はうつ病の人との関わりは0でした。
自分が現在うつ病真っ最中ですと言いながらご飯や遊びに誘ってくる人は、寛解している、もしくは症状が軽い、そして本当に悩んでいて相談に乗ってほしい方でしょう。
うつ病と診断されるまで
うつ病患者には結果的にうつ病と診断されますが、身体に現れる限界のサインは人それぞれ違うので厄介です。鬱かもしれない、でも本やネットの情報の症状は出ていない、違う症状が出ている。
こんな方がたくさんいると思います。そして、自分の体調が悪いと気づかずに過ごしてしまっている可能性が高いです。むしろ気づけなくなることがうつ病の始まりだと思います。
さて、実際の症状を書いていきます。
症状初期(1年目夏ごろ)
- 始まりは、昼食があまり食べられなくなったこと(夕飯はその分暴食)
- 勤務中はずっと緊張しっぱなし
- ミスが増えた(同じことを何回やっても早くならない、覚えられない)
- 体重が8キロ減った
症状末期(1年目秋~2年目春)
- 寝れなくなった(夜12時過ぎに寝て、朝5時にアラームなしで目が覚める)
- 勤務中声が出なくなった(いらっしゃいませが吃音症状のように言えなくなる)
- 朝礼で数字が読めなくなった(¥21,193,000が読めないなど)
- 冷や汗、動悸が止まらなくなる
このようなことに悩まされ、最終的に私は蕁麻疹が出て物理的に会社を休み、病院で心療内科を提案されたのちに、うつ病と診断されました。
そのころにはもう、なんの気力もなくて、いかに会社でミスしないようにするかばかりを考えていました。私自身異変を感じ始めたのは声が出なくなったことですが、
病院に行く際に見せたメモの内容がこちら
人前に立つと緊張する自己紹介すらまともにできない
まとめて発表なんて不可能
(異常な脈の速さ、心臓の鼓動が聞こえる)
10年続けてるテニスの試合ですら緊張で足が動かなくなる
テストや、何か時間制限のである試練になると落ち着いてできない(私の場合仕事上札勘上)
声が震える、パニクってうまく話したいことが話せない
手が震える
仕事終わりもしばらく心臓の鼓動が早い
眠りが浅い(12時すぎに寝て5時に目が覚めて二度寝する)
頭痛
とっさに声が出ない(いらっしゃいませ)など深呼吸しないと大きく出せなくなった
最近食欲がない
ここ3日間昼一口、夜おかず一品ほど
お腹は空いているが喉を通らない
緊張感が解けない
昔から就活の面接の際も緊張でうまく喋れない
異常な汗
その人に嫌われているのではないかっていう疑惑
相手にどう思われているのかがとても不安
仕事を任せてもらえるのが怖い
周囲の目線がきになる
さすがに今見てもまずいなと思います。
うつ症状の原因
ではなぜ、こういう症状が出てしまったのか。
シンプルに「上司と合わない」、「職場環境に馴染めない」でした。
上司を通して、業務をやり取りするので、何をするにしてもチェックが入ります。上司の機嫌が悪いと、どんなに細かなことでも注意されます。人のせいにするのは当たりまえ、次第にはコミュニケーションを避けていました。食堂に上司が来たら、即逃げでトイレにこもっていました。
もう一つは所属部署では上司以外全員が女性だったということも原因かもしれません。なかなか相談したりするのは難しかったです。
しかし、上司や職場環境だけが悪いとは思っていません。自分のメンタルの弱さや、誰かに相談するといったことができないのが大半の原因であって、息抜きが全くできませんでした。
【自分を責めないで】うつ病になりやすい人
ただ、私はどのような環境にいるのかが一番重要なのではなく、性格が問題であると思います。
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)の頭文字を取った言葉で「視覚や聴覚などの感覚が敏感で、非常に感受性が豊かといった特徴を生得的に持っている人」こういう人が5人に1人いるということも報告されており、メンタルが弱い人、繊細な人は少なくはないということを理解するべきだと思います。
私も含めて、こういった方は(我慢強い)(完璧主義)(粘り強い)(人に頼るのが苦手)といった傾向があり、むしろ「辛いことから逃げないひと」だと考えます。
メンタルが強い人や、落ち込まないような人も、少なからず、プレッシャーやストレスを感じているはずです。そういう人と私のような方の違いは息抜きの下手さにあります。
メンタルが強く見える人は息抜きが得意です、良い意味で逃げ方が上手かったり、手を抜くのが上手いのです。
私はうつ病を経験して、環境も大切ですが、辛いことから逃げることを学びました。もちろん逃げてばかりでは良くはありません。目標は「上手い事生きていく」です。弱いところを人に見せたりもしています。なんならこの前、面接で泣いてしまいました。それでも、きちんと話を聞いていただけることもあります。実際その会社からは内定を頂きました。(諸事情があり辞退)私が今回伝えたかったのは「逃げることは決して悪ではない」ということで、身体に限界が来る前に、考え方を変えてみたり、誰かに相談することをお勧めします。
【うつ病になる前に】相談する人がいない場合
アドバイスはされたけれど相談する方がいない、相談出来たらそもそも悩んでいないという人もたくさんいると思います。私も相談する人はいませんでした。
うつ病についてネットで検索するとよくカウンセリングを受けたという人を良く目にしました。
心療内科に就いているカウンセラーと、カウンセリング専門にしている方にわけられると思います。
有名どころは予約で埋まっていて、初診で今話を聞いてもらいたい私達にはハードルが高いです。
私は予約制ではありますが、たまたますぐに話を聞いていただける方にたどり着きました。
正直値段は1時間7000円しますし、合わなかったらすぐに変えようと思っていましたが、話を聞いてもらえることの心の負担はすごく軽くなることが気づきました。初めの3か月は週一回、そこから通う回数を減らしています。もう一年近く通っています。先生は良い人でさみしいですがそろそろ卒業できたら良いなとは思います。
心療内科とカウンセリング
しかし、心療内科はみんな優しくない、合わないカウンセラーがいることを覚えておいてください。私はカウンセラーに通う前に心療内科を3軒変えています。どの心療内科も高圧的に感じたり、事務的で冷たく感じたのです。私は他の心療内科は良いところがある、と思って転々としましたが、あまり変わりませんでした。最終的に落ち着いたのは事務的ですが、きちんと薬や点滴、診断をしてくれる先生だったからです。
重要なのは
心療内科は診断をして薬を出してくれるところ
心のケアはカウンセラーに頼む
これにつきます。心療内科はあくまで医者で、カウンセリングの資格が有るわけでもありません(持っている方、兼任している方はいますので絶対とは限りません。)。
重要なのは役割を分けることで、心のケアはカウンセラーにお願いするべきだと思います。もちろんお金はかかりますが、私はカウンセリングのおかげで、約8か月で通常の生活に戻り、職業訓練に通いきることができたり、今こうして就活もできています。
私が唯一成功したと思うのはカウンセリングを受けたということです。これは早ければ早いほど良い思います。私のような方が一人でも減るようにこれからも発信していきたいと思います。
【うつ病にならないために】まとめ
異変を感じたら相談する。
完璧主義、真面目な頑張り屋の人ほどうつ病になりやすい。
症状はひとそれぞれ。(倦怠感、やる気が起こらない、ミスが増えるは共通だと思います。)
心療内科とカウンセリングは役割を分ける。
いかがでしたか?
体調不良やうつ病を疑っている人も多いかと思います。大切なのは一歩勇気を出して休むことを選択することです。一人でも鬱病患者を減らすことができるように祈っています。
コメント
[…] しらたまさんの記事ドラッグストアの店長さんで仕事の過負荷で適応障害となっています。現在は、ホテルステイや株など新たな楽しみやチャレンジをされています。適応障害と診断され休職することになった話【仕事辞めたい】 | しらたまブログうなぎさんの記事新社会人時代(銀行)の経験で、症状の初期から末期まで紹介しているので参考になると思います。他にも職業訓練に参加した記事もあります。【新社会人向け】これって鬱?身体に出る限界のサインを見逃さない! … […]